* ひとつひとつ

七草がゆのあと、久しぶりに出かけることができた場所がありました。

 

 

 

 

 

天神橋筋商店街の春駒支店さん。思い出いっぱいの懐かしいお店、いつも活気あるお店です!

 


 

 



 

 

いつも最後にいただく炙りウナギ、温かな雰囲気と本当に美味しいお寿司。変わらないお店の様子とお会いできたお店の方たちとちょっぴり懐かしいお話しできたことも嬉しくて、幸せな時間をいただきました。

 


 

 

そして久しぶりに訪れることができた尾道。電車でのんびり行きました。



 

 

商店街も変わらず、黒板アートは1月末に完成だそうです。



 

 

 

 

 

朝の尾道は快晴でした。

 

 

海龍寺さんにお参りしました。技芸上達のお守りをいただいているお寺です。

今年も1つ1つ積み重ねていけますように。



 

 

すぐそばの商店街の老舗喫茶店「尾道浪漫珈琲」さんにてワッフルモーニングをいただきました。

ミルクたっぷりのラテ、やさしく温まりました。





 

 

尾道猫のたまちゃんにもご挨拶。よろしくね!





 

 

 

 

帰りに立ち寄った倉敷の街。エルグレコさんにてミルクセーキ。

 





 


 

アイビースクエア。

 

 

新しくできていたお店にてジンジャーホットチャイ。窓辺から中庭が見えました。もとは薬問屋の3階建ての木造家屋を改装したお店のようでした。木組みの床が良い音でなっていて趣がありました。





 

 

お向かいの焼きたてパンのお店「mugi」さん。全粒パンやライ麦パンがたくさんあって香ばしい香りがしていました。





 

器もすてきでした。ほっこりの時間。



 

 

美観地区の小さなお店、「TANE×612FACTORY」さん。マスキングテープは倉敷発祥とのこと、600種類以上のテープが棚にある圧巻でした。

どれを選ぶか迷います。おじいちゃまとおばあちゃまのお店、話しかけてくださるのも嬉しく楽しい。



 

楽器のマスキングテープも!





 

 

つかの間の散策の時間。けれど本当に癒されました。

 

 

2週目からレッスンが再び始まりました。発表会を頑張った子供たちに新しい曲を渡すことができる再びの「始まり」。

目がキラキラ輝いて、またひとまわり大きな曲に挑戦してくれるこの瞬間のみんなの様子を見ることができるのは本当に幸せなことなのです!先生冥利に尽きるよ!頑張ったからこそ見える風景があるもんね!頑張った人にしか見えない景色、それをわくわく愉しんでね!

発表会の折に力を貸していただいた友人の発表会、今度そのビデオを見せていただける約束をしました。嬉しい!

拝見できるといつもたくさんのヒントと刺激と元気をいただくことができるのです。ゆっくりピアノのお話ができることも心から楽しみ、幸せに当日を待ちたく想います。

 

幼稚園の課外ピアノのレッスンも再開、3学期が始まりました。クリスマスとお正月、楽しかった?と聞くとニコニコ笑顔で「うん!」と答えてくれるのが嬉しい!また会えることを喜んでくれることも…!私もみんなとまた音楽できることがとっても嬉しいよ!

ピアノと少しずつお友達になっていってくれるのがとても嬉しいのです。

 

ひとつひとつ。始まります。そしてまた積み重ねていきます。

 

 

 

 

 

 

 

2018.01.21 Sunday * 20:03 | レッスン | comments(0) | trackbacks(0)
* 新しい年が始まりました

新しい年が始まりました。穏やかで幸せな1年でありますように想う朝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年いただいたオードブルはご近所ビストロの「キッチンBAKU」さんのお正月オードブル。BAKUさんは居心地の良いかわいらしいイタリアンのお店、優しく自然な美味しさ!いつうかがっても1つ1つていねいな手作りの美味しさが嬉しいお店です。

 

 




 

 

 

 

今年も1つ1つ幸せに美味しくいただきました!

 

 

 

 

 

元日のよく晴れた青い空。宝来橋からの眺めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清荒神さんへの初詣、今年もたくさんの人でした。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

帰り道、参道の宝光亭さんへ。毎年の恒例です。宝光亭さんは大正8年創業のお店、懐かしい雰囲気が大好きです。

 

 

 

 



 

 

おこぶうどんときつねうどん、そして名物のおでん!

 

 

 

 



 

 

 

 

 

宝塚の初日の出の名所、宝塚神社さんにもお参りしました。宝塚の景色が一望できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルディのコーヒー福袋を求めました。プチ袋も毎年かわいいです。

 

 

 

 

求めたコーヒーを淹れて、いただいたお菓子と一緒に。ありがとうございます。ゆったり幸せなひと時をいただきました。





 

 

 

そして1つ1つ…また始めていきます。温めていくこと、新しく始まることが大切に育ちますように積み重ねてまいります。

新しい年もどうかよろしくお願いいたします!

 

 

 

2018.01.04 Thursday * 14:52 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0)
* 今年もありがとうございました!

年末の日々は楽しい時間からのスタートでした。家族ぐるみのお付き合いくださっている皆さんとの忘年会、拙宅でのお茶、そして場所を変えてお話が弾みました!気が付いたらあっという間に夜に…

 

宝塚ホテルの「ウィーン風ビアケラー」さん。落ち着いた雰囲気だけれどカジュアルにゆったり過ごすことができます。ご一緒でき久しぶりに訪れることができました。

 

 

 


 

1年のしめくくりになる楽しい幸せな時間でした!

 

 

ホテルのロビーはお正月の飾り。宝塚駅近くに移転してしまうのが寂しいです。

 

 

 

 

 

 

家でもお正月の準備、今年のお正月のお花は松ぼっくり。松ぼっくりから芽が出ている仕立てです。とても珍しいとお店の人のお話、どんなふうに育っていくか楽しみです。



 

 

 

お節と…2品は今年も頑張りました!


 



 

 

玄関の飾りと…清荒神さんで見つけた干支の飾りです。



 

 

今年はベートーヴェンにじっくり向き合うことができた日々。月に1度大切なヒントをいただいてきたレッスンでは正しいと思えることにまっすぐに向き合える幸せをいただきました。ヒントをいただき熟考することの繰り返し…その中で得たことは代えがたいものでした!

寄り添うこと、そして自分から熱を起こすことができるピアノを弾きたいと思い続ける日々。そのために今、知りたかったこと、考えなければいけなかったことに幸せに向き合い続けることができたこと、そこから得ることができたことは私にとって本当に大きいことでした!これからも大切に育てていきたく想います。

 

そしていただいたご縁を大切に温め育てていくことができますように…!いただいた温かなお気持ちを胸にこれからも不器用な歩みですが、1つ1つ積み重ねていきたく想います。

 

今年もありがとうございました。そして新しい年もどうかよろしくお願いいたします!

 

 

2017.12.31 Sunday * 20:56 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0)
* クリスマス発表会

昨日は夏から子供たち、皆さんと準備してきたクリスマスコンサート(クリスマス発表会)でした。なんとかお天気も雨が降らずにいてくれてよかった!

今年はホールでの発表会、宝塚文化創造館(旧宝塚音楽学校)の講堂での会です。100席ほどの雰囲気のあるスペースで、宝塚音楽学校の入学式、卒業式や行事が行われていた場所がリニューアルされて使えるようになりました。2階は宝塚歌劇の博物館になっていたり、音楽学校の生徒さんが通るときにできた階段の跡など、宝塚歌劇にまつわるエピソードも多い場所でもあります。

蔦の絡まる建物、歴史を感じます。

 

 

 

入口にクリスマスツリー!

 

 

 

前日リハーサル、当日の午前中のリハーサル、そして本番と会場や会場のピアノを楽しんでほしい・・・これまでがんばってきたことを素敵な雰囲気や響きに乗せてのびのび伝えてくれたら、楽しんでくれたらこれほど嬉しいことはないなあ!と想う時間になりました。

 


 

当日、リハーサル開始です!

 

そして本番。素晴らしい集中力でみんながステージをつとめてくれることに舞台袖でうるうる…!涙ぐんでしまいました。ピアニストたちにたくさんの拍手をお願いします、拍手はきっとみんなの心の栄養になると想います!とお話ししながらお客様に皆さんのステージをお聴きいただきました。
ソロと二人や三人での連弾。そして今日は中学生の女の子もアンサンブルのステージでフルートの素敵な演奏を披露くださいました。最後にご一緒くださったフルーティストの碩ゆかりさんの教え子さんでらっしゃる女の子、同じ年代の子供たちにきっとよい刺激がいただけることと!
昨日も大人が何かを言うより子供たち同士で感じ合うことがあった様子です。私にとってもとても嬉しいことです。

 

今年が初ステージの女の子も可愛らしく、そして堂々とステージを務めてくれました!

 

 

 

 

舞台袖から皆さんのステージを応援です!

 

 

そしてプログラムの最後にフルーティストの碩ゆかりさんがミニコンサートをご一緒くださいました。モーツァルトのフルートソナタとタファネルの作品。時代と響きも違う作品をちょっとしたお話と一緒に・・・碩さんの素敵な演奏が会に華を添えてくださいました。美しいお姿も!感謝の気持ちです。
そして子供たちと足を運んでくださった皆様に、華やかな雰囲気を堅苦しいものではなく近くに楽しんでいただけたら、そんな風に音楽を楽しんでいただけたら嬉しく想いました。

 

 


 

 

 

 

 

 

碩ゆかりさんの素敵なブログです。

  碩ゆかり 〜フルート日記〜  

https://ameblo.jp/milk-cherry-muscat/

 

 

 

プログラム終了後、出演者の皆さんと会場の皆さんできよしこのよるを歌って会を終えました。今日の1日、緊張を乗り越えてワクワクを感じてくれていた様子の子供たちはまたひとまわり大きく見えました。ステージで自分の想うことをのびのび伝えることに幸せを感じてほしいなあ、頑張ったらそれだけのことはあるんだよと実感してくれることを願っています!いっぱい拍手をいただいて今日頑張れたことを誉めていただいてね。
そして譜めくりで応援くださった友人とお嬢さん、いろいろな方のお力添えいただきながら会が無事終わりました。感謝の気持ちです…!

 

 

お引っ越しされる方からいただいたお花、新しいお住まいでも音楽を楽しんでくださったら嬉しく、そう願っています。

 


 

 

お心くださったお品、クリスマスの気分をいただいて…嬉しくありがとうございます!大切に楽しませていただきます。



 

 

そして皆さんとは新しい年からワクワク新しい曲を始めたく想います。これからも音楽を一緒に楽しもうね!

 

 

2017.12.25 Monday * 10:16 | レッスン | comments(0) | trackbacks(0)
* ありがとうございました・・・!

17日はベートーベンの散歩道シリーズのサロンコンサート、18回目の会の日でした。

 

日差しはあるけれど風の冷たい日、そんな冬の日でしたのに80席ほぼ満席のお客様がお運びくださり音楽のひと時をご一緒くださいましたこと、感謝の気持ちでいっぱいです…!

 

今回は神戸・御影の世良美術館の素敵なサロンでの会、美しい絵に囲まれた空間です。シリーズのサロンコンサートはいつもプログラムにまつわるお話をさせていただき演奏をお届けしています。今回はベートーヴェンのヴァイオリンソナタを3曲お届けしますプログラムを組みました。27歳から33歳までの7年間、その短い間にベートーヴェンは9曲のヴァイオリンソナタを書き上げました。その中から選んだ3曲をお届けすることでベートーヴェンが生きた7年間に日々をご一緒に体感いただけましたら…そのような想いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半は2番と5番「春」、27歳から31歳までのベートーヴェン!

 

 

 

 

 

後半はベートーヴェンの「決心」を経た33歳の時の作品、9番のヴァイオリンソナタ「クロイツェル」をお届けしました。

 

 

 

 

 

 

音楽にじっくり耳を傾けてくださいましたお客様皆様の温かなお気持ちに心からの幸せをいただきました…!

 

 

 

 

 

 

アンコールにクライスラーの「ベートーヴェンの主題によるロンディーノ」をお届けしました。

 

 

 

会を主催くださり、「想い」をいつも美しい形にしてくださったアトリエミックの松田様。いただきましたものは宝物、私の大切な大切な糧です…!

 

 

 

 

 

 

ヴァイオリニストの立花礼子さん。今回もご一緒くださいました日々からいただけたものは数え切れません。立花さんとベートーヴェンの3曲のヴァイオリンソナタに向き合わせていただくことができた今回の日々も充実と幸せで満ちたものでした!

 

 

 

3曲がどれほど素晴らしい音楽であるのか、ベートーヴェンの音楽がどれほど深く広いものなのか感じ、いつも尊敬の念で向き合うことができたのは立花さんとご一緒できたからこそと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

上記2枚のお写真はお客様からいただいたもの、嬉しく感謝の気持ちです!

大切にいたします。

 

 

 

 

お心いただきました美しいお花、大切に飾らせていただいています。ありがとうございます…!

 

 





 

 

 

 

 

お心いただきましたお品も…大切に大切に楽しませていただきます!

 

 











 

 

 

 

 

ベートーヴェンの生きた日々と音楽。それを想うと心震えます。まだまだ道半ばですが、いただけたものを大切に持ち続けて進んでいきたく想います。

 

 

 

 

 

 

本当にありがとうございました…!

 

 

 

 

 

 

 

2017.12.20 Wednesday * 22:35 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
* ベートーベンの散歩道vol.18

ベートーベンの散歩道vol.18

時代の先駆者として

〜ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ集

 

<日時>2017年12月17日(日) 午後2時30分開演(2時開場)

 

<場所>世良美術館 (阪急御影駅南改札口より徒歩6分)

 

http://www.osk.3web.ne.jp/~amon4696/index2.html    

 

 

<チケット料金> 3000円 (全席自由・要予約)

 

<プログラム>

 

べートーヴェン:

 

ヴァイオリンソナタ 第2番 イ長調 作品12−2

 

ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「スプリングソナタ(春)」

 

           *   *   *       

 

ヴァイオリンソナタ 第9番 イ長調 作品47  「クロイツェル」

 

<出演>

 

♪立花礼子(たちばなれいこ/ヴァイオリン)

 

4歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。

毎日学生音楽コンクール西日本大会高校の部第2位。兵庫県立西宮高等学校を卒業後、フランス国立リヨン高等音楽院にて学び、1994年同音楽院を卒業。
1995年ヨーロピアンファンデーション・モーツァルトアカデミーに所属、室内楽を中心としたコンサートツアーに参加。
1997年帰国後最初のリサイタルを開催。1998年ギターの溝淵仁啓とDUO BOSMARを結成、2001年5月に1stCD「デキャラージュ」をリリース。現在京阪神を中心にさまざまな形で演奏活動を行っている。

♪宮本智子(みやもとさとこ/ピアノ)
神戸大学教育学部音楽科卒業、同大学院修了。ピアノを大藤かつ美、中野美子、尾熊志津江、武谷安子の各氏に師事。
日独リーダークライスドイツリート夏期講習会に参加、ベルリン・クロッセン、ヴァイカースハイム、ハンブルクでの演奏会に出演。
2003年同講習会にて奨学金を授与され、翌年ドイツ・ベルリンに留学、ベルリン芸術大学教授サヤリ・ダダス氏のもとでピアノ演奏法、ドイツリート解釈法を学ぶ。

 

<ご予約申し込み・お問い合わせ>

 

TEL 090-1958-1972  fax 0798-57-5773

メール info@micsalon.com

 

主催 株式会社 アトリエミック

 

http://ameblo.jp/operacostume/

 

 

 

 

 

♪2008年より回を重ねてきましたサロンコンサートシリーズ「ベートーベンの散歩道」の18回目の会です。今回は特別篇としまして神戸・御影の美術館「世良美術館」(http://www.osk.3web.ne.jp/~amon4696/index2.html)サロンにて、休憩を挟ませていただいての演奏会形式の会をお届けいたします。

 

時代の先駆者としてさまざまな分野で進む道を切り開いていったベートーヴェン。ヴァイオリンソナタに注目しその姿を追います。これから折に触れてブログなどにて文章も少しずつ書き留めていきたく想っております。

初冬の頃、音楽の時をお愉しみいただけますように…足をお運びいただけますことお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017.12.11 Monday * 13:00 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
* ベートーヴェンとヴァイオリン2

べートーヴェンのお話の2回目はベートーヴェンが出会った二人のヴァイオリニスト、ジョージ・ブリッジタワーとピエール・ロードとベートーヴェンとのお話です。この2人のヴァイオリニストはベートーヴェンの2つのヴァイオリンソナタの成り立ちに大きく関わりました。

 

17日のコンサートでお届けします第9番のヴァイオリンソナタの成り立ちに関わったのはジョージ・ブリッジタワーでした。ブリッジタワーはベートーヴェンより10歳ほど年下でポーランドに生まれ、イギリスで活躍したヴァイオリニストです。少年時代から音楽の才能をあらわし、10歳になるかならないかくらいでパリやロンドンなどで演奏会を開き成功を収めました。その才能は当時の英国王太子でありのちのジョージ4世に認めらるほどで、王太子はその後もブリッジタワーの音楽教育に継続的に携わりました。

 

1803年、ベートーヴェンが33歳の時にブリッジタワーはウィーンを訪ねベートーヴェンに出会い共演します。その才能と卓越した技術に感銘を受けたベートーヴェンはブリッジタワーのためにヴァイオリンソナタを作曲しました。その作品がヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」です。

 

ブリッジタワーの演奏会のために急いで書き上げられたこの曲はベートーヴェンのピアノ、ブリッジタワーのヴァイオリンで初演されています。初演の幕が開く寸前まで作曲が行われたこの曲、初演ではベートーヴェンによって第1楽章と第2楽章の一部は大まかに書かれた手書きの楽譜をもとに即興的に演奏され、第3楽章は自身が作曲した第6番のヴァイオリンソナタの終楽章のために書いておいたフィナーレを転用したものでした。

 

しかしこの第9番のヴァイオリンソナタはベートーヴェンのヴァイオリンソナタの中で最も規模が大きいだけでなく、ヴァイオリンソナタというジャンルにおいて最高峰と言われる作品となりました。ベートーヴェン以前のヴァイオリンソナタが「鍵盤楽器にヴァイオリンの助奏がついたもの」と言われていたのに対して、ピアノとヴァイオリンはこの作品において2つの楽器は対等な存在となり、その後のヴァイオリンソナタの在り方にに大きな影響を与えるものとなったでした。

 

ベートーヴェンも自身で「ほとんど協奏曲のように、きわめて協奏的な様式で書かれた、ピアノフォルテとオブリガートヴァイオリンのためのソナタ」と題したこの曲、ブリッジタワーのヴァイオリニストとしての才能がベートーヴェンに1つの霊感を与え、このような作品が生まれることとなったようです。

 

ここで疑問が起こります。もともとはブリッジタワーのために作られた作品であるはずの第9番のヴァイオリンソナタがなぜ「クロイツェル」なのか…クロイツェルとは当時有名であったフランスの名ヴァイオリニストの名前です。ベートーヴェンとブリッジタワーの間にはトラブルが発生して(ブリッジタワーの証言によると一人の女性についてのトラブルであったとのこと)仲たがいすることになってしまい、出版の際には別のヴァイオリニスト「クロイツェル」にこの曲が献呈されることになったのでした。

 

この作品が作られた1803年にベートーヴェンはウィーンからパリに拠点を移そうと考えていたため(実現はしなかった)、このヴァイオリンソナタをクロイツェルに献呈したのは、クロイツェルのことを尊敬しているとともにパリ行きの足掛かりをつかもうとしたのかもしれません。ただ献呈されたクロイツェルはこの曲に理解を示さず、1度も演奏することがなかったと言われています。当時、型破りであったこの作品、そのエネルギーの強さを想い起します。

 

 

 

そしてもう1人のヴァイオリニスト、ピエール・ロード。ロードはベートーヴェンの10番のソナタの成り立ちに関わったヴァイオリニストです。ベートーヴェンが10番のヴァイオリンソナタを完成させるのは1812年、ベートーヴェン42歳の時。1797年から6年という短い間に第9番までのヴァイオリンソナタを書き上げたベートーヴェンでしたが、第9番を作曲した後は9年間ヴァイオリンソナタを生み出すことはありませんでした。

 

この作品はロードからの依頼を受け、ベートーヴェンが作曲したものです。ピエール・ロードは実はクロイツェルとライバル関係であったヴァイオリニストでした。ロードは当時すでに年老いていたため往年の技巧に影が差していたよう。ベートーヴェン自身の作曲スタイルの変化の時期であったこともあり、穏やかで親密、簡潔な作品となりました。

 

初演はロード、そしてベートーヴェンの友人であり支援者、そして愛弟子であったルドルフ大公がピアノを担当しました。耳の不調が進行していたベートーヴェンがピアノを弟子であるルドルフ大公に託した初演は評判よく(特にピアノ)、ベートーヴェンの改訂を経て4年後に出版された時にも作品としてよい評価を得ました。献呈は初演のピアノを担当したルドルフ大公になされました。

 

第9番、第10番のヴァイオリンソナタは対照的な性格を持つ作品になりましたが、ベートーヴェンが人と出会いそこから影響を受け、日々を生きて、自分の音楽を発展させていったということに惹かれます。ベートーヴェンの内にあったもの、出会いや生きた日々から与えられたもの、両方から醸し出されたもの。そこに人としての体温を感じます。ただ音があるのではなく、人がいて音楽がある。人が生きている温かさがある…そのようなものも感じながら積み重ねていきたく想います。

 

 

ベートーヴェンの第2番、第5番、第9番のヴァイオリンソナタをお届けします17日のコンサートまであと1週間ほどになりました。音楽をゆったりひと時お愉しみいただけますように…是非足をお運びください。お待ちしております。

 

 



 

 

2017.12.10 Sunday * 20:20 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
* ベートーベンとヴァイオリン 1
 ベートーヴェンは様々なジャンルにおいて生涯にわたり自らの音楽を発展させ展開していきます。まるで何人もの人生を一人で生きたように・・・!一人の作曲家が人生をかけて成し遂げることをいろいろな分野でやりとげてしまったよう。そのスピード感と先へ進む力、エネルギーの強さに尊敬の念を抱きます。

ベートーヴェンとヴァイオリン。明日から12月。17日のコンサートに向けて、少しずつベートーヴェンのことを書き綴ってみたいと思います。ベートーヴェンが出会ったヴァイオリニストたち・・・今日はまず若かりしベートーヴェンが出会った一人のヴァイオリニストのこと、そして彼とベートーヴェンとのお話です。
 



ベートーヴェンが最初に作曲したヴァイオリンソナタは作品12の3つのヴァイオリンソナタです。作曲されたのはベートーヴェンが27歳から28歳にかけてのころでした。



22歳で音楽の都ウィーンに居を移したベートーヴェンはハイドンに学び、その後自分の道を模索していきます。そのような時期であったベートーヴェン28歳の春に彼はカール・アメンダというヴァイオリニストと出会っています。



 



当時バルト海沿岸にあったクールラントという国の出身であったアメンダは大学で神学を修めた後、音楽家として演奏活動を始めます。28歳のベートーヴェンとウィーンで出会ったアメンダはベートーヴェンの1つ年下、同年代ということもあって二人は親しくなり友情をはぐくみます。
ベートーヴェンが最初のヴァイオリンソナタ作品12の3曲を書き上げたころに二人は出会い、縁を深めていったのでした。

 



確かな文献などを見つけることはできなかったけれど、ベートーヴェンがヴァイオリンの奏法のことや、どのようにピアノとヴァイオリンの音楽を作っていくのか考える上で、親しいヴァイオリニストとの出会いはきっと大きな刺激であったことと思います。



 



ベートーヴェンの作品12のヴァイオリンソナタは当時の売れっ子作曲家サリエリに捧げられていますが、ウィーン風、そしてモーツァルトのヴァイオリンソナタの形式・・・「ヴァイオリンの助奏つきピアノソナタ」に近いと言われています。



その後5番「スプリングソナタ」を書き上げたのがベートーヴェン31歳の時。4番、そして作品30の3曲となる6番から8番のソナタはベートーヴェン32歳の時に書き上げられていますが、アメンダがウィーンに滞在していた時期である1798年から1799年を経て4番以降のベートーヴェンのヴァイオリンソナタがほどなく生み出されることになるのでした。



 



ベートーヴェンとアメンダとの友情はとても愛情深いものだったようで、ベートーヴェンはアメンダに弦楽四重奏曲第1番の初稿を献呈しています。アメンダが1799年にウィーンを去る際、ベートーヴェンが愛情あふれる献辞とともにアメンダに贈ったその初稿を彼は生涯大切に持っていたと言われます。



アメンダはその後リガを経て帰郷します。結婚し牧師となり、神学の道を進むことになるのでした。その後も二人は書簡のやり取りを通じて親交を深めます。



アメンダにベートーヴェンは1801年31歳の時に自分の耳の不調について告白する手紙を送ります。当時耳の不調を世間に隠していたベートーヴェンにとって、そして翌年、有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためることになるベートーヴェンにとって、アメンダは自分の心の内を明かせる本当に親しい友の1人であったのだと思われます。




ベートーヴェンの耳の不調については、私たちは音楽史としてベートーヴェンの人生をすでに知っていて未来から見ています。ただベートーヴェンにとっては、はじめのうちはいつか治るものであろう、良くなっていくのではないかという希望があったのではないかと思うのです。



それがいろいろな手を尽くしても、悪くなることがあっても良くなることはないとわかった時…それはどのくらいの苦悩であったか…私たちには計り知れないものがあるのではないでしょうか。



それまでピアノの名手としての評判も高かったベートーヴェン(素晴らしい即興演奏ができるピアニストと言われていた)が、「ハイリゲンシュタットの遺書」で自ら耳の不調を受け入れ、「作曲家」として生きていこうと決意したこと。その決意からその後生まれる数々の傑作を想うと心が大きく動かされます。



 



そしてベートーヴェンは1803年33歳になるまでに主要なヴァイオリンソナタ9番までを書き上げます。ヴァイオリンソナタに関しては7年間という短い間に9曲を書き上げ「クロイツェル」への階段を駆け上ることになるのです。



 



アメンダに初稿を贈った弦楽四重奏曲第1番はベートーヴェン自身の改訂を経て1800年、30歳の時に現在の形に整えられます。そして彼の全16曲の弦楽四重奏曲はベートーヴェンの最晩年1826年、56歳の時まで書き続けられます。



アメンダとの出会いと友情がその後のベートーヴェンとヴァイオリンとの関わりに1つの役割を与えていたのではないか、そのように感じています。




 



2017.11.30 Thursday * 20:26 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
* 晩秋の頃

11月もあと少し、晩秋という言葉が似合う季節になりました。フルーティストの碩ゆかりさんとの合わせに伺いました。碩さんはクリスマス発表会にゲストとしていらしてくださり、プログラム最後のミニコンサートをご一緒くださいます。ご一緒くださるのはモーツァルトが幼いころに作曲した可愛らしいフルートソナタとフルート奏者でもあったタファネルが作曲した華やかな作品「ミニヨンの主題によるグランドファンタジー」の2曲です。

 

素敵なカップでおもてなしいただきました。

 

 

 

 

 

時代も雰囲気も違う2曲、皆さんにフルートの魅力を感じていただける、そして楽しんでいただけるミニコンサートになりますように。いろいろな場面が出てくるグランドファンタジーはフルートのいろいろな魅力でいっぱいの作品、フルートの魅力と様々な音色を聞かせてくださる碩さんの演奏を皆さん楽しみにしていてくださいね!

 

 

 

くださった可愛らしいお品、香ばしく優しい甘みです。ほっこりいただいています。

 

 


 

 

そして今日は18回目のベートーベンの散歩道、12月17日のコンサートのための会場でのリハーサルの機会をいただきました。

 

 

 

大切な機会をいただけて「これからしなければいけないこと」そして「これからできること」をたくさん発見することができました!ベートーヴェンの3曲のヴァイオリンソナタに向き合う日々。合わせの中からいただける1つ1つが宝物、ベートーヴェンの偉大さに出会う幸せ。懐深いベートーヴェンの音楽に抱かれながら自分のすべきことを積み重ねていきます。

 

 

 

 

清荒神さんの大きなイチョウの木。黄葉し、美しい!

 

 





 

 

 

 

秋から冬へ、季節が進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017.11.28 Tuesday * 22:07 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
* 暖かな日差しと雨

昨日までの暖かな日差しと今朝の雨、空気が日々変わり秋が深まっていくのを感じます。週末訪れた清荒神さんの大きな銀杏の木も色づき始めていました。





そして日曜日、SundaySavonさんへ。神戸元町の手作りせっけんのお店、日曜日にしか開いていないお店です。泡立ちが柔らかで本当によい香りにいつも癒されています。この日はリピート用のせっけんを受け取りに行きました。いつも使っているローズと初めてのユーカリのせっけん。これからの寒さの季節に備えてユーカリのせっけんを使ってみたいと思いました。鼻や喉がすっと楽になるような爽やかな香り、風邪に備えて楽しみに使います。





1階のポレトコさんも秋!




そして友人が出演の合唱団のコンサートへ。「コラボレーション」というテーマでの会、いろいろな編成でのコンサートです。



前半しか伺えなかったのが本当に残念だったのですが、子供たちの世界を表現した英語の詩に若い女性の作曲家の方が作曲された委嘱作品がとても素敵で・・・!何ともキュートで魅力的で、詩の言葉からのイメージが豊かな「音」で私たち聴く者に届けられる感に幸せをいただきました!
後半のプログラム、作曲者自身のピアノと弦楽合奏とのコラボレーションで演奏されたミサ曲。素晴らしいステージだったと伺いました。いろいろな形でのコンサートをお客様も楽しまれた1日だったことと思います!


ホッと一息のティータイム、そして秋の深まりと冬の訪れ、1日1日を大切に過ごします。


 

2017.11.08 Wednesday * 10:12 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0)

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