私的伯林日記
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ベルリン!ベルリン!

 そして日曜日、この日も本当に暖かでよいお天気でした!朝食をいただいて(ゆでたまごつきのパン、チーズ、ハム、スナックの朝食です。こちらのペンジオンではスタッフがとても親切で、心地よく過ごすことができます。「コーヒー、それとも紅茶?たまごも一緒に?」と声をかけてくれて、アルテバウの落ち着いた雰囲気のお部屋でゆったりと過ごすことができました。懐かしいおじさんも健在でした!)部屋を出てまずはクルンメ・ランケというU1(地下鉄)の終点へ。本当はヴァンゼーという郊外の湖にでも出かけたいなあ、と思っていたのだけれどSバーンがまだ動いていなくて、地下鉄で出かけられるところへ遠出しようと思ったのでした。
クルンメ・ランケは郊外の住宅地の様子で観光するところは特にないのだけれど、ベルリンにいた時に友人とギャラリーに絵を見に来たことがあって懐かしい場所の1つでした。駅も地上駅で緑がいっぱい!ハイキング気分になりました。
駅から周りを少し歩いてのびのびした気持ちになっているとバス停が見つかり、行き先をみると「ヴァンゼー行き」と・・・そういえばここからヴァンゼーに行けたことを思い出しました。バスもすぐにある様子で郊外の景色を見ながらSバーンのヴァンゼー駅へ!本当に懐かしい・・・今の季節は街路樹の栗の木が黄色に紅葉し、栗の実が道にもたくさん落ちていました。去年はその栗の木が枯れてきているとニュースで言っていたけれど、今は元気な様子。駅から歩いて降りていくとヴァンゼーが見えました。青い空に映えてとてもきれいでした・・・!観光船が出ていて、たくさんの人が乗っていました。私はしばらくあたりを散策したり、ベンチに座って湖を眺めたり・・・清々しい風景と空気でした!
そこから地下鉄を乗り継いでアレクサンダープラッツ駅へ。何度も何度も出かけた場所です。でもずいぶん風景が変わっていました。工事中だった駅が美しく生まれかわり、百貨店も新しく建ったりきれいになったり!いつもバラの花束を売っていてきれいだなあと思っていたお店が駅の中に入っていて、薄いピンクの色のバラを買いました。うっとりするほどの美しさでした。
しばらくあたりを歩いてツォー駅までバスで戻ってカイザー・ヴィルヘルム記念教会へ。新しい教会の方に入ってしばらく座っていました。青い光が神秘的です。何回か訪れ、座ってはいろいろなことに考えをめぐらせていた場所です。観光客の人もたくさん訪れていました。
この日は知人を訪ねることができました。ベルリンでしっかり生きている人でした。少しの時間だったけれど話を聞くことができ、よい時間を過ごすことができました。私も自分の居る場所でしっかり音楽していかなければ!
日曜日と最初の日を除いて、先生のレッスンを受けました。毎日できる限りの時間を割いてくださって大切なことを今回も教えてくださいました。私の手でその曲の何が大切かを表現できるように・・・そのために何が必要かを具体的にヒントをくださいました。今回見ていただいたのはR.シュトラウスの作品10の歌曲です。8曲を通してそれぞれの曲の世界、そして他のどんな曲に取り組むにも大切なことがらを教えてくださいました。大切に育てていきます!
勉強をするために座って時間を過ごした広場、ベルリンにはこのような場所がたくさんあります。あっという間の1週間を過ごしてテーゲル空港からこちらに戻りました。テーゲル空港はもうすぐ閉鎖されるとのこと、たぶん再びここにくることはできないのではないかと思うと本当に寂しい!思い出いっぱいの場所の1つ。新しいシェーネフェルト空港がこれからのべルリンの顔になることと思います。国立歌劇場ももうすぐ改装されるとのこと、しばらくは場所を移しての公演になるようです。ベルリンはまた新しく変わっていく様子です。今回出会ったベルリンを心の中に深く刻んでおきたいと思います。


    
  <クルンメ・ランケの駅>
              
            
 
                      <Sバーンのヴァンゼー駅>

<ヴァンゼー駅から歩いています>
 
      
  
             <道を抜けるとヴァンゼーが!>




 <なつかしいアレクサンダープラッツ周辺>



<テレビ塔と新しくなったマリーエン教会>



<カイザー・ヴィルヘルム記念教会>

       

                   <ベルリンの百貨店、KDW>



<ベンチに座ってよく過ごしていた広場>



<テーゲル空港!>


                

ベルリン!ベルリン!

 シュプレー川沿いの小道を抜けるとウンター・デン・リンデン通りへ、そして国立歌劇場があります。この日はベルリン探索をしながら、この滞在中に行きたい!と思うコンサートのチケットを求めていたのですが、夜に国立歌劇場でR.シュトラウスの「薔薇の騎士」があるのを知り、買っておいたのでした。以前、ベルリンに住んでいたころに、ベルリンにある3つの歌劇場のうちの1つ「ドイツオペラ・ベルリン」で見たことがあった「薔薇の騎士」・・・今回国立歌劇場で観たものはまた夢のような世界でした。登場人物の心の中にある喜びや悲しみが染みてくるようでした。哀しいほどの美しさ!
そして今回の滞在ではフィルハーモニーでのRSB(ベルリン放送交響楽団)のコンサート、フィルハーモニーの室内楽ホールでクロノスカルテットのコンサート、ドイツオペラ・ベルリンでの「カルメン」、再び国立歌劇場での「椿姫」を聴きに行くことができました。プログラムには古典から現代曲までさまざまな曲が並んでいました。そしてそれぞれが「生きている」!古きも新しきも血の通った演奏を聴くことができました。ああベルリンにいるのだなあ!・・・これまでも感じていた音楽が「いつもそばにある」という感覚を思い出しました。その場にいることができる幸せで涙が出そうになりました。
「椿姫」は知人と一緒に出かけることができたのですが、ビオレッタを演じた歌手の女性はまだ若く、このように主役に抜擢されるのは珍しいことだとのこと。その演技と歌は堂々たるもの、そしてみずみずしく、国立歌劇場でのシンプルで斬新な演出と相まって心を揺り動かされるものでした。終演後の鳴り止まない拍手の中でビオレッタを演じきった女性は涙を流していました。ベルリンに愛されるヒロインが誕生した瞬間に立ち会うことができました。「カルメン」も素晴らしく、本当にカルメンが生きていたらこんな女性だったのだろうなあと思うような舞台。容姿、歌、演技、ダンス、すべてに秀でた「カルメン」が目の前に!共演者も素晴らしく、「カルメン」のイメージが一新されました。
音楽がすぐそばにある・・・今回、聴くことができたコンサートやオペラはやはり私の宝物になりました。あの空気感!心の中にそっと、でも大切に持ち続けていたいと思います。

     
     
     <国立歌劇場、「薔薇の騎士」の幕間>

                                     
                     

           

                 <ドイツオペラ・ベルリン、外観と「カルメン」幕間>

ベルリン!ベルリン!

 ベルリンから戻ってあっという間の1ヶ月ほど、怒涛の日々でなかなかベルリンでのことを書き留めることができなかったのですが、少しずつ思い出しておきたいと思います。
今回は8日間、夜に着いて朝出発なので実質6日間のベルリンでの時間を過ごしました。1年ぶりのベルリン。仕事や日々のことがらの合間を縫っての準備そして出発、夢の中のような気持ちで飛行機に乗り、アムステルダム、そしてベルリンへ。夜8時過ぎにテーゲル空港に着き、3年前に訪れた小さなそして心地よいホテルに宿を取りました。
とても寒いと聞いていたので、冬支度?に近い用意をしていったのだけれど、思っていたよりずっと暖かく、滞在中はほとんど晴天に恵まれました。なんという幸運!お天気が悪いとあっという間に気温が下がり、冷たくなってしまうこの季節のベルリンを訪れた私にとっては神様のプレゼントのような1週間ほどになりました。初秋の美しい風景にたくさん出会うことができました!外にいても寒さを感じず、たくさん歩いて立ち止まってはベンチに座って風景を眺めて・・・
この1年でまたベルリンは少しずつ変化していて、懐かしい場所も多くが新しくなっていました。最初の1日、ホテルの近くのクーダムを歩き、ウンターデンリンデンを歩き、以前住んでいたところの近くを歩き・・・古いホテルだった場所に真新しいショッピングセンターが建ち、以前住んでいた場所にも新しいアパートメントがどんどん建っていました。アレクサンダープラッツ駅の構内も美しくなって、マリーエン教会が改築されていて、変化と古いものとが共存している街、ベルリンらしさを改めて感じました。
住んでいたころ、休館中で訪れることができなかったボーデ美術館というシュプレー川沿いにある美術館に初めて訪れることができました。中世の絵画や彫刻が美しかったです!新しくなった美術館のカフェは心地よく、少しゆっくりしたあと、シュプレー川沿いの道をてくてく歩いて帰りました。
            
                         <ボーデ美術館>

        
            <シュプレー川沿いの小道>



                      
                           <変わらずに美しいベルリン大聖堂>