Ein Tagebuch von Berlin

15日目、16日目。さよならBerlin、また!
2006.05.09 Tuesday (23:08)
今日もよいお天気。最初以外はずっとまぶしい日差しのベルリンでした。新緑の美しさを満喫した日々になりました。
今日は朝、宿を移動しなければいけません。1日だけ部屋が空いていなくて他へ移らなければいけないのでした。2週間、本当に心地よい時間をすごす事ができた部屋。名残惜しかったのですが、いつもの朝食のあと早めにチェックアウトをすることになりました。朝、レッスンの時間を取っていただいて先生ともお別れをしなければいけないのです。
いろいろに気遣ってくれた宿の人たちにあいさつをして、おじさんにもお礼を言って別れました。また来年もベルリンに来るでしょう?その時にねとおじさんは言ってくれました。荷物を持って歩いて10分ほどの今日1日を過ごす宿へ。トランクだけ置いてレッスンに出かけました。
今日はモーツァルトの3楽章。アレグレットの性格を考えました。2楽章のアンダンテはすべてを歌う感じ、アレグレットは軽くて楽しくて。ちょっとした休符やフレーズの取り方でずいぶん音楽が変化していきます。そしてモーツァルトの音楽!それを音にしていくためのちょっとしたヒントをたくさんいただきました。「ちょっとしたこと」の積み重ねが大切で…その1つ1つをおろそかにするとモーツァルトではなくなってしまうのです。
そして今日で先生と再びお別れすることになります。あっという間の2週間。そして今回も怒涛のような日々だったけれど「この時」が来てしまうとやっぱり涙ぐんでしまいます。また会いましょう。その時までねと言ってくださって、もう少し練習して帰っていいからと先に出かけられました。
先生、そして先生の美しい音楽のそばですごす事ができた時間。そこから離れてまた自分の中で考えていくことになります。先生は私に想うことを表現する絵筆と絵の具を下さった方。今回もそれをもう一度見直す日々でした。絵筆と絵の具をもっと自由に使いこなすことをこれから心の中でもう一度噛みしめていきたいと思います。今回の2週間がまた私の心の中の糧になっていくことと…!少しの間、レッスンを思い出しながら練習をさせていただいて、お便りを書いてそれをピアノの上に置いて失礼をしました。
ほとんど毎日のようにそばを通った教会を見ながら、クーダムへ。買い物をして部屋に戻りました。少し休んでから今日はフリードリヒシュトラーセ(通り)からジャンダルマン広場へ。コンチェルトハウスというコンサート会場や美しい建物の並ぶ広場へ出かけました。ここもよく通った思い出の場所。今日も日差しを楽しみながらたくさんの人が集まっていました。この広場ではよく楽器を持って演奏している人もいました。今日もいてそれを聞きながら、カフェでコーヒーを飲んでいる人も多くいて…ベンチに座って本を読んでいたり、風景を眺めたり、思い思いのことをしている人たちを眺めているのもとても好きな場所でした。

(ジャンダルマン広場)
少し時間を過ごしてからDussmannへ。売り場を眺めていたらリュートデュオのライブが。Dussmannもよく出かけた場所の1つ。すこしのぞいてからフィルハーモニーへ。今回最後のコンサートへ出かけました。

(よく通ったDussmannのお店。本からCD、DVDまでいろいろにそろったお店です。)
今日はベルリンフィルの女性奏者を含む女性ばかりのアンサンブルの会を室内楽ホールに聴きにいきました。ヴィオラの清水直子さんの姿も。シェーンベルクの浄夜とブラームスのホルントリオ、弦カルテットというプログラム。どれも生き生きとしていて、線の太い根を張った演奏。隣の席に座っていたおじいさんが「今日は本当によいコンサートだったね!」と声をかけてくれました。
次の日、朝早めに空港に出かけてカフェでカプチーノを飲んで飛行機の手続きをして…駆け足の毎日だったけれど、今回の2週間が私に与えてくれたものはやっぱり大きいものになりそうです。ベルリンとベルリンでの日々は私の心の中に大切にあるもの。支えになっているもののように感じています。それがあるからまた自分で考えていくことができる。そして考えていかなければ!今回は自分へのご褒美のような日々とも感じています。住んでいた時には見えなかったベルリンにも出会えたかもしれません。反対にたぶん住んでいた時間があったから感じることもたくさんあるのだろうとも…今回の日々を大切に持ち帰りたいと想います。
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14日目。ポツダムへ行く。
2006.05.08 Monday (15:30)

〈ポツダム宮殿の広い広い庭)
今日も午前中にレッスンにうかがいました。よいお天気、まぶしい日差し。歩いてうかがう道の風景も輝いています。レッスンにうかがえるのもあと少し。今日はモーツァルトの2楽章。「アンダンテ」の持つキャラクター、どんな音も「歌う」ということ、レガートということなどを考えました。美しく歌うにはどうしていけばよいか。シェーンベルクで考えた身体の使い方にもつながっていくものだと思います。
Rathaus Steglitzに最後のメールチェックに出かけて、Zoo駅へ。今日は友人と待ち合わせてポツダムに出かけるのです。ヴァンゼーからもう少しSbahnに乗ります。ベルリンの郊外で有名な「ポツダム宣言」があった場所。ポツダム中央駅から今回は徒歩で思うまま歩いていくことに。街の中を歩いていると教会や映画博物館があって、そのまま歩いていくとお城の広い広いお庭の入り口に。庭は本当に広くて…大きな木々と小さな川が流れていて、本当にきれい。しばらく歩いてベンチを見つけたのでそこに座ってしばらく話しました。日差しがだんだんに夕焼けに近くなって、もう少し歩き続けると宮殿へ。でもこちらは新宮殿という離れにあるお城らしく、サンスーシー宮殿にはたどり着けず。前に来たときもそうでした〈笑〉…今度行くときにはたどり着きたいなあと思いつつ、駅にゆっくり歩いていくと迷ってしまって途中でバス停を見つけてバスに乗って戻りました。でもこんな時間もよいもの。気ままな散策を愉しみました。
Zooに戻って友人と夕食。かなり遅い時間になってしまったけど、ドイツ料理を堪能しました。そしてまた会おうねと約束。明日は今回の滞在の最後の日。いよいよこの日が来ました。
〈ポツダム新宮殿)
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13日目。休日、ベルリン探検。
2006.05.07 Sunday (14:50)
今日は日曜日。休日です。お天気がよくて夏のような日差しです。芝生のあるところには人が集まってバーベキューを楽しんでいます。
朝のうちに宿を出てまず、クルメランケというUbahnの終点の駅を目指しました。ベルリンの南東にある街。やはり緑が多くて大きな家が多くありました。お庭もきれい。以前語学学校の友達と駅近くのギャラリーに絵を見に来たことがある場所です。

(クルメランケ駅近くのギャラリーとクルメランケの駅)
そこから少し戻ってダーレムドルフヘ。わらぶき屋根の駅から出ると、市が開かれていてたくさんの人が集まっていました。近くにはかわいらしい花が飾られた小さなレストラン。豊かな緑と小さな教会も近くにありました。植木市のような場所も…かわいらしい素朴な感じの街。村というような感じがぴったり来るような様子でした。少し歩くと大学もあって…きれいな場所と聞いていて、一度いって見たくなったのです。

〈ダーレムドルフの駅と小さなレストラン。テーブルにかわいらしい花が)
しばらく散策していたらバス停を見つけて、このバスの路線に乗るといつものRathaus Steglitzに行けるよう。10分くらいでしょうか、バスに乗るといつもの駅へ。そこのカフェによってからSbahnの乗り換えてシェーネベルクという駅へ。ここから丸く輪を描いてベルリンを一周できるRingというSbahnの路線に乗りました。
そしてベルリンの東側へ。トレップタワーパークという駅で降りました。ここは友人に聞いて出かけてみようと思った場所。本当に広い公園とそばには川が流れています。船着場からボートや船が出ていて川遊びを楽しむ人たちでいっぱい。公園にも思い思いに楽しんでいる人がたくさんいました。のびのびとお天気を楽しめる場所。ベンチに座ってゆっくり時間を過ごしました。

〈トレップタワーパークの風景)

(ここにも桜の木がありました。)
そこから再びRingに乗ってベルリン1周。Ringに乗って1周したのは初めてです。風景を眺めながらヴェストクロイツという駅でいつものSbahnの路線に乗り換えてZoo駅からHauptbahnhof駅へ。中央駅です。1年半前は大きな空き地が広がっていた場所。少しずつ駅ができていっている様子でした。その後どうなっているのか自分の目で見てみたいと思っていたのです…もう完成間近。大きな駅が6月頭には新しく出来上がるようでした。本当にできたんだなあ!ドイツ連邦議事堂や首相官邸もそばにあって、駅を降りて橋を渡って歩いてみました。ここにもたくさんの人たちが訪れていて…しばらく歩いて100番バスのバス停へ。アレクサンダープラッツを目指しました。

〈Hauptbahnhofと橋を渡ったところにドイツ連邦議事堂)
バスに乗ってブランデンブルク門を通り過ぎてウンター・デン・リンデンをまっすぐ。バスを降りてからよく歩いたマリーエン教会や赤の市庁舎の前の広場やネプチューンの泉のあたりを散策。遠くにベルリン大聖堂が見えます。

(遠くに見えるベルリン大聖堂。赤の市庁舎とネプチューンの泉)

(近づいてみたベルリン大聖堂。たくさんの人が集まっています。)
そこから少し行くと小さな教会を中心とした広場があります。外から見るとあまりわからないのだけれど、中へ入っていくととてもきれいな街並みやかわいらしいお店の集まる場所です。ここもよく好きでお休みの日にはよく歩いていました。今日も人々が思い思いに休日を楽しんでいる様子。広場ではヴァイオリンとギターのデュオが演奏していました。

〈教会近くの広場とサッカーボールになっているアレクサンダープラッツのテレビ塔。ひそかに盛り上がるサッカーW杯?)

〈広場にはかわいらしいお店。くまのぬいぐるみを売っているお店も)
しばらく時間を過ごした後、宿に戻って少し休憩。日が落ちるくらいにZoo駅に出かけてカリーブルストを食べ、カイザーヴィルヘルム記念教会へ。今日はオルガンのコンサートがあるのです。新しい教会でのコンサート。青い光の中でのオルガンの響きは荘厳で、降り注いでくる音楽を身体全体で感じていました。

〈Zoo駅と遠くに見えるカイザーヴィルヘルム記念教会)
そして今日の1日が終わりました。最後の日曜日、今日もまたたくさんのベルリンに出会いました。
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12日目。レッスンとフィルハーモニー
2006.05.06 Saturday (12:18)

(グリューネヴァルトの街並みとフィールハーモニー)
今日もよいお天気。急な雨に降られることもありません。街の中も軽装の人たちが目立つようになってきました。こちらでの滞在も残り少なくなってきました。後半の1週間は本当にあっという間に毎日が過ぎていくように感じています。
朝はまずクーダムに出かけました。以前大好きで何度か通った紅茶屋さんに行くためです。何度クーダムを歩きながら行き当たらなくて、地図を調べてから出かけてみようと思ったのです。行ってみてびっくり…違う紅茶屋さんになっていました。ショックだなあ…いろいろな作曲家や地名が名前になったブレンドの紅茶が並んでいました。フルーツティがとても美味しくて…この間買ったのが最後になってしまったんだなあ。2階がティールームになっていて試飲をさせてもらえるのでお茶をいただいたこともありました。新しい紅茶屋さんはほかでも見るチェーン店のように思います。紅茶の飴があったので少し買って、お試しの小さな袋があったのでいくつか買ってみました。
そのあと少し時間があったので思いつくままバスに乗ってみました。ベルリンの端にあるGruenewaldというところへ行くバスです。遠いのかなと思っていたけれどクーダムから20分ほどで終点に着きました。大きな邸宅や広々とした空間の場所。やはり大きな街路樹が印象的でした。帰りは違う路線で帰ってきたらさっきよりももっと短い時間で帰ってくることができました。街の中心からそれほど遠くない場所に広々とした場所があるのを感じます。
その後スタインウェイハウスへ。今日が今回の滞在最後のスタジオでの練習です。そのことをいつものお店の人に言って、これまでのお礼を言うと寂しがってくださいました。
お昼過ぎからレッスンへ。今日からは時間があれば見ていただきたく思っていたモーツァルトとピアノトリオを持っていきます。今日は1楽章。隅々まで「歌う」練習の大切さをアドバイスいただきました。モーツァルトの音楽のスタイルを見せていただいたように思います。
今日は夕方からフィルハーモニーでのコンサートに出かけました。いよいよベルリンフィルのコンサート。メシアン、リーム、ベンヤミン(指揮もしていました)ラベルというプログラム。現代曲中心のプログラムだったけれど、こんなに愉しくて心の中がわくわくするのはどうしてなんだろう。何の意味を持っているのだろうということが生き生きと伝わってきます。最後のラベルも優雅で美しい…やっぱり幸せな時間になりました。何度かしか聴けていないけれど毎回幸せな時間をもらえていて…帰りにもう一度百貨店のテラスの食堂に行って夕食を食べました。幸せな気持ちで早めに宿に戻って今日はゆっくり過ごしました。
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11日目。レッスンとコンサート
2006.05.05 Friday (11:52)

(クーダムの通り)
今日もよいお天気。どんどん気温が上がっていくように感じます。今年のベルリンは寒いと聞いていて、服装もセーターや厚手のジャケットを持ってきていたけれどだんだん暑く感じるようになりました。朝夕とはひんやりとしているけれど、日中はまぶしいほどの日差しです。
今日も午前中にレッスン。多忙な中お時間を取ってくださってレッスンいただいています。シェーンベルクの3番。この曲のレッスンから得るものはたくさんあるように感じています。アドバイスいただくのはもしかしたら以前から私が持っているものなのかもしれません。やはりそこに行き当たってしまうのだけれど、それだけ私にとって避けて通れないものなのだろうと思います。いろいろな曲のレッスンを受け、いろいろな角度からアドバイスをいただきながらそこを見つめる作業が続いているように感じています。そして日本歌曲を4曲。こちらはざっと聞いてくださってアドバイスをいただくレッスンになりました。でも全体のバランスや身体、腕、手の使い方、音楽の作り方…たくさんのヒントをいただきました。持って帰ってじっくり考えたいと思います。
レッスンの後、Steglitzにメールチェックに。その後スタインウェイハウスに練習に出かけました。レッスンでのことをいろいろに試してみながらの練習です。一度宿に戻ってクーダムに買い物に出かけました。お土産を見たりウインドウショッピングをしたり…通りを歩いているだけでも華やかな気持ちになります。広々とした自然とまた違うベルリンの一面です。
そして夜にはベートーヴェンのソナタを中心としたコンサートに出かけました。ベートーヴェンの音楽を会場の空気に感じました。空間に広がる音楽を感じます。一生懸命になってしまうと近くしか見えなくなってしまうけれど、音楽は本当はこんなふうに空間に広がっていくものだろうと感じます。街を歩いていても空が高くて木々が大きくて広々と感じています。
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10日目。住んでいたところを訪ねる。
2006.05.04 Thursday (22:54)

(家から語学学校に通う途中にあった木々。花を見るのは初めてでした)
今日もまたよいお天気。気温は上がって歩いていると暑く感じるようになってきました。
今日は朝から午前中にかけて練習をしてお昼過ぎにレッスンにうかがいました。もう一度シェーンベルクの3番。大切なことを気づかせていただくレッスンになりました。どうしてそうなるのか長く気づかずにいたことを知ることができたように思います。先生は「心地よい」という言葉をよく使われます。そうなるためにどうすればよいか。練習をしていると居心地が悪いのにそれは練習していないせいだと思って居心地が悪いまま繰り返し練習し手しまうことが多くあって、でもそれは「居心地の悪さ」を取り除いていけばよいことだと…「やわらかいベットの中に眠っているときのことを想像して」「鳥が羽ばたいているときのことを想像して」ということもレッスンの中でおっしゃっていました。曲のそのような伸びやかさを表現するのに身体が硬くなっていたり緊張していてはできない。当然のことのようだけれど忘れてしまいやすいことでもあるように思います。
レッスンの後、以前住んでいたところへ出かけました。友人を訪ねてのことです。最寄のUbahnの駅に降り立って道に出たときに感じた気持ち…胸が締め付けられるようでした。訪ねるまでこんな気持ちになるとは思わなかったのです。何かを得たいと一生懸命だった日々を過ごした場所です。友人とまた時間を過ごしました。友人と別れてから今滞在初めてのフィルハーモニーへ。今日は室内楽ホールでアルバンベルク四重奏団のモーツァルトのカルテット2曲とバルトークのカルテットを聴きました。フィルハーモニーも特別な場所の1つ。自分の音楽のすべてを把握した演奏。美しい1つの作品を目の前に見せられたような感覚になりました。
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9日目。今日もよいお天気。
2006.05.03 Wednesday (22:27)

(街で見つけたお店。素敵な家具が置かれていました)
今日もよいお天気。こちらに来てからは明るい日差しに恵まれる日が多くなっています。今年のベルリンは長く寒い日が続いて、このような天候は珍しいとのこと。朝はいつも鳥の鳴き声で目を覚まして日差しがたくさん入る部屋での朝食をいただいて…この時間は毎日とても幸せなものとなりました。おじさんが「コーヒー?紅茶?たまごも?」と尋ねてくれるのも、日課になっています。
今日は朝少し早めにうかがって、少し練習させていただいてからレッスンを受けました。気遣ってくださる先生のお気持ちに感謝の気持ちでいっぱいになります。今日はシェーンベルクの4曲目と3曲目を少し見ていただきました。3曲目は私が不得意にしていることがらがたくさん。どうしてうまくいかないのかということを丁寧に見てくださって、この曲をきちんと勉強することでわかることがたくさんあるように感じています。
レッスンの後いったん宿に戻って勉強をしてちょっと休憩。そして今日は講習会の奨学生としてこちらで勉強されている方たちのお部屋にうかがいました。夕食を招待してくださったのです。手作りのドイツ料理でもてなしてくださって、こちらにいた時の失敗談(笑)などいろいろにお話しして楽しいひと時になりました。
こちらにいることは独特の緊張感とも一緒にいることのように感じます。日々いろいろなことが起こってそれに向かっていかなければいけない毎日。その緊張感の中で過ごされている皆さんにお会いして、ひとりでいろいろに考えた日々のことを想いました。今回ベルリンに来て空港に立ったときにも感じたこの感覚。この感覚を身体のどこかに持ち続けていたいと想いました。
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8日目、何かを表現すること
2006.05.02 Tuesday (21:52)

(シュパンダウ旧市街の教会とZitadeleのお堀)
今日もよいお天気。気温もずいぶん上がってきました。半そでを着ている人も増えてきて、ますます太陽を愉しむ人が増えています。
朝、宿を出てまずベルリンの交通機関に7日間自由に乗れる7Tage-Karteを買いにZoo駅へ。観光客の人がずいぶん並んでいました。カードを買った後、少し時間があったので100番バスに乗っていって、ティアガルテンやドイツ連邦議事堂のあたりを歩いてきました。街の中でも緑の美しい場所です。しばらく歩いた後Zoo駅に戻ってきてスタインウェイハウスへ。昨日のレッスンのおさらいと明日の準備をしてRathaus Steglitzへメールチェックに出かけました。途中、美しいもくれんの花を見つけて少しの間見とれました。本当に花々の美しさが目を引きます。

<図書館近くに咲いていた花々>
そして今日はSbahnに乗ってシュパンダウまで出かけました。Zoo駅からは2〜30分ほどでしょうか。旧市街は小さな街で教会を囲んだ広場で市が開かれていたり、のどかにゆったり過ごしていた場所です。前に行ったときには夏と秋。市庁舎のケラーでお昼を食べたいと思ったのですが、開いていなくて残念…前も閉まっていて行けなかったのです。でも今日もよいお天気の中、多くの人が日差しを愉しんだり、買い物を愉しんだりしていました。その雰囲気はとても心地よいもの。チョコレートを売っているお店でオレンジとライムの2つの砂糖漬け(キルシュで漬けてありました)がきれいでお土産に買いました。少し離れたところにはZitadeleというお堀に囲まれた緑の深い建物があります。以前は政治犯が長く置かれた場所とのこと。今は人々が観光に訪れていました。美しい緑の景色を愉しんだ後、宿にいったん戻りました。シュパンダウへ向かうSbahnの途中の駅にはサッカーのワールドカップの決勝が行われるオリンピックスタジアムの駅もあります。Sbahnの中から覗き込んでいたりして。Zoo駅に戻る途中の景色も新緑でいっぱいでした。
夜は大学で公開されていたリートの演奏会へ出かけました。シューマンのリーダークライスとブラームスの歌曲。詩の世界を丁寧に積み上げて音にした演奏でした。どんな時も何かを表現しなければいけない。隙間なく。豊かな気持ちに満たされる時間になりました。
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7日目、少し遠出
2006.05.01 Monday (00:39)

(グリニッケ城の噴水と庭にあった大きな木)
今日も暖かでよいお天気。ベルリンはどんどん初夏のような様子になりつつあります。
朝、食事の後部屋で少し勉強してから、いつものように歩いてレッスンへ。今日は月曜日なのに、お店は全部お休み。実は昨日は日曜日なのにいろいろなお店が珍しく開いていたのです。考えてみると今日はメーデーのお休み。その代わりに昨日はお店が開いていたようなのです。今日はドイツの祝日です。
レッスンではシェーンベルクの4曲目を見ていただきました。いかにエレガントに演奏するか。レガートに弾くということの難しさを想います。派手でなくてもこのようなひとつひとつのことがどれだけその音楽を生き生きと本来の姿にしていく事か…ほんの少しの違いを積み重ねていく大切さを想いました。先生の演奏は本当に自然、でもそれを再現するのには緻密な考えが基盤となっています。
レッスンの後はお天気もよいので少し遠出をしました。住んでいた時によく出かけたヴァンゼーやグリニッケ城。ベルリンの郊外にあたりますが、大きな湖の側にあるお城はシャルロッテンブルク城とはまた違った佇まいです。水辺の小さなお城の離れの建物で春から秋にかけては小さな演奏会が開かれて、よく聴きに行っては夕焼けを眺めて帰っていたのです。この日もやはり美しい佇まい。たくさんの人たちが出かけていました。でも広い林やお庭ではひとりでその自然の中にいる気持ちになります。高い空と大きな大きな木々。それを独り占めして空気を深呼吸して帰ってきました。
夜は国立歌劇場へウェーバーの「魔弾の射手」に出かけました。入り口で友人と待ち合わせをして、バルコニーの端の席だったけれど空席があったのでみんなでいっせいに見やすい堰に移動したりしながら…(笑)今日のオペラは正統派の演出。序曲が始まってすぐにオーケストラの力のある音に引き込まれていきました。そして「音楽」の素晴らしさに。愉しかった!その想いでいっぱいになって宿へ戻りました。

<国立歌劇場とその横に出没していた本のオブジェ>
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6日目、知人のコンサート
2006.04.30 Sunday (00:20)

(ザヴィニープラッツ近くにあった桜の木とケーテ・コルビッツ美術館)
今日はお天気がよく、少し気温も上がってきたよう。歩いていると暑く感じられるほどでした。
朝からピアノの公開マスタークラスがあって、それを聴講に出かけました。バッハ、バルトーク、シューマン、シューベルトなどの作品が演奏されてのレッスンを聴講できたのですが、それぞれの音楽のキャラクターが先生のひと言やちょっとしたヒントで広がっていくのを感じました。音楽は自由なものだと感じました。音の大きさではなく「広がり」。それはいつも素敵だと思う演奏を聴くことができた時に感じるものですが、その「広がり」を感じることができた時なんとも言えない幸せな気持ちも感じます。
その後、Fasanenstrasseをまっすくに歩いてケーテ・コルビッツという女性画家の美術館へ向かいました。この通りはまた本当に趣きがあって美しい通りです。その一角にある美術館はあります。ケーテ・コルビッツについて詳しいことを紹介するにはあまりに知識が乏しくてここでは紹介できないのですが、力のある絵。この女性の生きてきた人生、まっすぐな生き様が絵を見ているとひたひたと伝わってくるように想います。ずっと行きたいと思っていた美術館。ゆっくりと時間を過ごしました。
一度宿に戻ってからMoritzplatzにある教会で講習会の奨学生の方たちのコンサートがあって聴きに伺ってきました。先生が伴奏をされての演奏会でもあります。そして今、こちらで勉強されている緊張感、集中力が伝わる演奏を聴かせていただくことができました。宿の近くまで出ているバスを発見して帰りはバスで戻ってきました。また知らなかったベルリンの風景を眺めつつ…夕暮れ時のその風景はとてもまた美しいものでした。ベルリンにも思いがけずいろいろな場所に桜の花が咲いています。日本のものより葉っぱが多かったり、八重のものが多かったり。でもやっぱり桜の花はよいもの。この季節のベルリンを知らない私の新しい発見でした。
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