* ベートーヴェンとシューマン、そしてブラームス

11月18日の講座に向けての文章、今日はベートーヴェンとシューマン、そしてブラームスのお話です。

ベートーヴェンはさまざまなジャンルで挑戦を続けた作曲家でした。ベートーヴェンが挑戦し形にしたことを、その後の作曲家たちが自分の個性のもとに発展させていくことになります。

 

 

 

シューマンはベートーヴェンのことを強く意識し、その音楽の後継者を探し続けた人でした。

 

 

 

過去の作曲家について研究することは古くから行われていたことではなく実はシューマンと同世代の作曲家たちから始められたものでした。王族や貴族のものであったクラシック音楽はその人たちの「楽しみ」から始まったもの、社交の場で聴かれ楽しまれたものから始まったものでした。

 

 

市民の力が台頭し、コンサートの場へ音楽を求めて聴きにいくという慣習が始まっても、当初は当時流行していた作曲家の作品と自作の作品を演奏する…そのようなコンサートが主流だったようです。

 

 

 

作曲家と演奏家との境目もあいまいで、作曲家が即興演奏の得意なピアニストとして活動することもまれではありませんでした。

 

 

シューマンの前後にはキラ星のごとく有名な作曲家たちが生まれています。メンデルスゾーン、ショパン、リスト、ワーグナーなど…バッハの作品を復活させたメンデルスゾーンとは特に親しく、考えを共にしていました。

 

 

 

二人は過去の作曲家の楽譜を発掘しそれを演奏するということに大きな価値を見出し行動しました。

 

 

ただの流行ではなく価値の高いものとして作品を発掘し、「作曲家」を芸術家へと押し上げる。

 

のような流れが当時生まれていきました。

 

 

 

シューマンは自分で音楽雑誌を創刊し、評論活動も行うほど文章力にたけた人でした。

 

 

評論の中で若い作曲家を紹介し、世に送り出すということもしていました。音楽界全体を見渡し、その将来を考えるということも思いの中にあったようです。

 

 

行動を共にしていたメンデルスゾーン、作曲家としての才能を認め評論の中でも紹介していたショパンが若くして世を去り、リストやワーグナーは違う道を行き…シューマンが人生最後の地であるデュッセルドルフに向かった頃は孤独を深めていた時期ではなかったでしょうか。

 

 

 

そんなシューマンに人生の日々の最後のきらめきが訪れます。それがブラームスとの出会いでした。

 

 

 

ご縁をいただき音楽とお話をお届けします11月18日の講座です。ベートーヴェンとシューマンの人生がにじみ出るような作品、シューマンとブラームス、そして親しい人々との想いが伝わる作品を今回演奏させていただきます。

 

 

 

音楽とお話を近くにお愉しみいただけますように…日曜日の昼下がりのひと時、足をお運びください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.11.14 Wednesday * 12:18 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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